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第13回日本支援工学理学療法学会学術大会

第13回日本支援工学理学療法学会学術大会

2024/01/30

開催趣意

内閣府の政策の1つにムーンショット型研究開発制度があり、これのすべての目標が「人々の幸福(Human Well-being)」の実現とされています。これらの研究課題は2050年を目標に、9つの課題で研究が進められており、私たち理学療法士に関わる目標課題も多くあります。2050年に向けてSociety5.0の実現するために、科学技術の進歩は著しくなることが予測されており、理学療法もこれらの発展とともに、具体的な社会実装の一部を担う必要があります。そのためには理学療法のなかでも支援工学に長けた理学療法士の育成や、これらの情報を的確に発信する組織、また工学者などとの医工連携を深めていかなくてはいけません。
 今まで使用してきた装具、義肢、福祉用具も科学技術の進歩とともに大きな変革の時代に差し掛かっていると感じています。私たちが今まで得られた知見を活かし、今後の理学療法にどのようにアダプテーションしていくか、シーズとニーズをマッチングさせていくのも私たちの使命だと感じていています。さらには、支援機器の開発においてモニター評価や、支援機器開発をコーディネートするような人材も必要となってきます。対象者の人々の生活を支援し、幸福を実現するために支援技術は重要となってきます。
 日本支援工学理学療法学会としては久しぶりの対面学会です。今回、理学療法士だけではなく他職種にも参加しやすい企画とし、多くのディスカッションが産まれることで、アイデアの創出、情報の発信へとつなげていくような学会にしていきたいと考えています。2050年まで、残り約四半世紀、今までの経験(歴史)を活かし、私たちは常に新しいことにチャレンジしていきます。本学術大会では各領域の特別講演だけでなく、教育講演、シンポジム、また実際に機器へ触る機会としてハンズオンも企画しています。さらに、研究相談や若手の先生や学生も参加しやすい企画も考えています。支援工学に期待されることは大きいと感じ、躍進できる土台となるような学術大会としていきましょう!

 

第13回日支援工学理学療法学会学術大会

学術大会長 松田 雅弘(順天堂大学 保健医療学部 理学療法学科 先任准教授)
 

第13回日本支援工学理学療法学会学術大会ホームページはこちら

 

学術大会概要

1.名称 第13回 日本支援工学理学療法学会学術大会
2.会期 2024年12月7日(土曜日)~12月8日(日曜日)
3.会場  御茶の水センタービル(東京都文京区本郷3丁目2番12号)
4.学術大会長 松田 雅弘 (順天堂大学 保健医療学部 理学療法学科 先任准教授)
5.テーマ Assistive Technology と理学療法の融合と進歩
6.大会ホームページ https://procomu.jp/13thjsatpt/index.html