第5回先端技術・福祉用具合同フォーラム ~ICFで描く環境因子で拡がる生活機能~
2026/04/13
ご案内
2001年に世界保健機関(WHO)が採択した国際生活機能分類(ICF)は、健康と障害を「心身機能・身体構造」「活動」「参加」、さらにそれらに影響する「環境因子」「個人因子」の相互関係として捉え、すべての人の健康状態を全人的かつ社会的な文脈の中で理解するための共通の枠組みである。それは、いまこの瞬間の生活のありようを多様な視点から見つめ直し、過去から現在、そして未来への歩みを考えることである。そこには、病気の治癒や機能の回復にとどまらず、健康や生活そのものを見通す未来志向の視点が求められる。
リハビリテーションにおいては、対象者の「どうありたい」「どうなりたい」という想いを道しるべとし、各健康要素の相互作用を踏まえながら、多職種が協働して支援を重ねていく。先端技術や福祉用具、支援の仕組み、人とのつながりといった環境要素を適切に活かすことにより、地域での暮らしをより具体的に描き、本人が望む生活の実現へと歩みを進めることができる。このICFの特徴である「全人的に評価する」という考え方は、まさにリハビリテーションの理念と重なる。
ICFの活用によって得られるコード化されたデータは、個人の記録にとどまらず、社会の知として蓄積されていく。それは、臨床・研究・行政など多様な分野で活用可能な基盤となり、将来の支援政策や教育体系の発展にも寄与する。ICFの概念は、人の生き方と社会のかたちを結びつけ、次の時代へと導く道しるべである。日本支援工学理学療法学会は、先端技術や福祉用具、義肢・装具、医療情報などを活用した支援工学的視点からリハビリテーションを捉え、その実践と可能性について議論を重ねてきた。本フォーラムでは、参加者の皆様とともに、ICFの活用がもたらす価値と可能性を改めて見つめ直し、リハビリテーションの新たな展開を考える機会としたい。
第5回先端技術・福祉用具合同フォーラム
フォーラム長 西下智
概 要 ※プレフォーラムに関するご案内はフォーラム概要の下に掲載しています
| 開催日 | 2026年7月11日(土) 10:00~16:00 オンデマンド配信日程未定 |
|---|---|
| 会場 | オンライン開催(後日オンデマンド配信あり) |
| 対象 | 理学療法士およびリハビリテーション関連職種(作業療法士、言語聴覚士、医師、看護師、医療情報技師、診療情報管理士等)
上記に職種に関連する学生 |
| プログラム | 10:00~10:20 フォーラム長講演
テーマ ICFで描く環境因子で拡がる生活機能 講師 西下 智 氏(リハビリテーション科学総合研究所) 座長 栄 健一郎 氏(適寿リハビリテーション病院)
10:30~11:00 特別講演 テーマ 行政目線で描く、ICFのデータが蓄積された社会像 講師 首藤 健治 氏(神奈川県副知事) 座長 森田 智之 氏(神奈川県総合リハビリテーションセンター神奈川リハビリテーション病院)
11:00~12:00 シンポジウム1 テーマ 医療目線で描く、ICFデータの利活用 シンポジスト 荒川 達彌 氏(関西リハビリテーション病院) 穴田 周吾 氏(東京科学大学大学院) ※他1名 調整中 座長 白銀 暁 氏(国立障害者リハビリテーションセンター研究所)
12:00~12:30 休憩
12:30~13:00 教育講演1 テーマ 国際目線で描く、ICFの重点項目の変遷と近年の動向 講師 向野 雅彦 氏(北海道大学病院) 座長 及川 惠美子 氏(一般社団法人 日本ICF協会)
13:00~14:00 シンポジウム2 テーマ 介護と福祉目線で描く、ICFと社会のつながり シンポジスト 後藤 伸介 氏(やわたメディカルセンター) 松岡 見咲 氏(厚生労働省) 井手 一茂 氏(千葉大学予防医学センター) 座長 大垣 昌之 氏(社会医療法人愛仁会 愛仁会本部)
14:10~14:10 教育講演2 テーマ SDMが描く、ICFと意思決定の関わり 講師 尾川 達也 氏(西大和リハビリテーション病院) 座長 石垣 智也 氏(畿央大学)
14:40~15:40 シンポジウム3 テーマ 環境因子が描く、生活機能の拡張 シンポジスト 自見 美菜 氏(村上記念病院) 田津原 佑介 氏(貴志川リハビリテーション病院) 遠藤 紘一 氏(豊中市保健所) 座長 徳田 和宏 氏(阪和記念病院)
15:50~16:00 クロージングトーク テーマ 支援工学理学療法学会の魅力 講師 小原 謙一 氏(川崎医療福祉大学) 座長 松田 雅弘 氏(順天堂大学) |
| 参加登録 | 【当日+オンデマンド配信】日本理学療法士協会会員 3/1~7/9 【オンデマンド配信のみ】日本理学療法士協会会員 3/1~7/31 【当日+アーカイブ配信・アーカイブ配信のみ】日本理学療法士協会非会員、理学療法士以外、学生 3/1~7/9 参加登録に関しての諸注意〇生涯学習ポイントの付与は当日参加のみとなります。参加登録の際は確認をお願いいたします。 |
| 参加費 | 日本支援工学理学療法学会 専門会員A・専門会員B 2,000円
日本支援工学理学療法学会 一般会員 3,000円 日本理学療法士協会 会員 3,000円 理学療法士免許する日本理学療法士協会 非会員 5,000円 他職種 3,000円 学生 無料 |
| 生涯学習ポイント | 登録理学療法士 更新 カリキュラムコード 61個人因子と環境因子:5ポイント 認定/専門理学療法士 更新 研修会 :5点 *フォーラム終了時に表示されるQRコードを読み込み、手順にしたがってポイント申請をお願いいたします。詳細な手順については追って連絡いたします。 |
| 参加人数上限 | 当日参加500名まで |
| 問い合わせ先 | 第5回 先端技術・福祉用具合同フォーラム 準備委員会 jptsat.forum.2026☆gmail.com *☆を@に変更をお願いします |
| フォーラム長 | 西下 智(リハビリテーション科学総合研究所) |
プレフォーラム
概 要
| 開催日 | 配信日程未定 |
| 会場 | 動画視聴型 |
| 対象 | 第5回先端技術・福祉用具合同フォーラムに参加登録をしていただいた方 |
| プログラム | プレフォーラム1 他職種と考えるICF
テーマ 国産LLMを活用したICFコーディング 医療情報技師 今井 健 氏(東京大学) テーマ ICFとICHI(保健・医療関連行為に関する国際分類) 医師、診療情報管理士 阿部 幸喜 氏(千葉大学医学部附属病院) テーマ ICFにおけるmapping研究 看護師 三保 健 氏(千葉大学医学部附属病院) テーマ 標準化を目指したICF活用事例 理学療法士 高松 賢司 氏(関西電力病院) テーマ ICFとCBA(認知関連行動アセスメント) 言語聴覚士 森田 秋子 氏(鵜飼リハビリテーション病院) ※他数名の講師も参加調整中 プレフォーラム2 AIを活用した研究サーベイ テーマ AIを活用した研究サーベイ理論編(ICF研究を調べてみよう) 三木 貴弘 氏(株式会社PREVENT)
13:00~14:00 シンポジウム2 ICFで眺める「病院からその先へ」 シンポジスト テーマ AIを活用した研究サーベイ実践編(ICF研究を調べてみよう) 澤村 彰吾 氏(愛知淑徳大学) |
| 問い合わせ先 | 第5回 先端技術・福祉用具合同フォーラム 準備委員会
jptsat.forum.2026☆gmail.com *☆を@に変更をお願いします |
| フォーラム長 | 西下 智(リハビリテーション科学総合研究所) |
